そこで、自分が持っているリソースやスキルってなんだろうと考えました。やはりファッションだけをしてきたので、このスキルを活かすのがいいと思ったのですが、プログラムをはじめたばかりの頃はなかなか具体的なことは思いつかなかったですね。ですが、プログラムを進めていると、私のファッションのスキルで困っている人を救えるのではないかという考えにたどり着きました。ファッション業界で働いている人のなかには、ファッションに振り回されてめちゃくちゃな生き方をしている人も多いんです。本来ファッションは人を幸せにするために存在しているのに、だれよりも最先端の洋服を着ていないとダメなんだという考え方に振り回されて、お金を洋服にたくさんつぎ込んで自分の生活が成り立っていない人がとても多いのが実情です。そういう人にファッションは人を幸せにするために存在しているという、本来の意味や目的を気づいてもらう手伝いができるのではないかと思ったんです。いまはこういうことを実現するために、日々動いていますね。