原体験に触れて「在り方」が変わった
RCFメソッドで自分自身の「原体験」を探りに行った際、私は祖母に言われて傷痍軍人さんにお金を渡しに行った時のことを思い出しました。
「知らない人にお金をあげるんなら、ぼくにくれたら良いのに」
子どもだった私は、祖母にこう言ったんですね。すると祖母は「あなたも私も、今生きていられるのは兵隊さんたちが戦ってくれたおかげ。だから『兵隊さんありがとう』なんだよ」と諭してくれたのです。
戦争に関してだけではなく、私たちの先人が代々引き継いできた土地や文化を守り、育んできてくださったからこそ、今の私たちがいる。そういった先人の皆さまの「想い」に触れると、「いくら儲かる」とか「自分が偉いか偉くないか」とか。そういったことよりも大事なことがある、と気付いたのです。
その結果、目の前の相手にとって本当に何が必要か。そして、自分には何ができるか。それを真剣に考えて行動するようになりました。結果、以前よりも周りの人が私の言いたいこと、伝えたいことを聞き入れ、理解してくれるようになったのです。
これは言葉の選び方や言い方、いわゆる「やり方」ではなく、まさに私自身の「在り方」が変わったからこそ。小手先のテクニックとは全く違うものです。だからこそ、真摯に人生を変えたいと思っている方には、ぜひ参加していただきたいですね。