2018.07.23

ストレス回避のために「思考停止」する！？

おはようございます！
佐々木浩一です。

昨日はリコちゃんへの
メッセージを頂いた方、
お気遣いありがとうございます。

歌を教えていたので
まるで喋りかけると喋り返してくれる
錯覚を覚えるのがインコだから、
昨日書いたように愛着の沸き方が
うちの猫たちとも少し違うようです。

庭のポーチに座って仕事をすることが
多いのですが、鳥かごに誰もいないのが
やはり寂しさを覚えますね。

いつもなら、
「うるせぇ～、リコ！」
とか言いながらやり合っていたのでね。

さて、気持ちを切り替えて、
今日書きたいのは、
「思考停止」についてです。

よく「情弱」とか
「ネットリテラシー低い」とか
いう言葉で取りだたされる人たちが
いると思うのですが、

これって完全に「思考停止」の癖を
持っている人たちだと思います。

わからないこと、
初めて体験することに対して、
課題設定し課題解決する思考力が
一切働かず、以下二つの反応を示します。

・拒絶
・人に聞き鵜呑みにする

もし、自分にこのような傾向があると
思うようでしたら、
その癖は今からしっかり見つめ直して
改善することをお勧めします。

思考停止癖って認知症にも
絶対に関連していると思います。

向き合いたいくない現実から
逃避して来た挙げ句の果てが、
認知症なんだと思います。

認知症に関しては、
祖父とのエピソードがあります。

もう２０年以上前の話です。

父方の祖父母は秋田にいました。
祖父母も歳をとり父が、
静岡の家に引き取る決断をしました。

当時、祖母は元気でしたが、
祖父が認知症だということで、
暴力が始まったりしてたので
施設に入れていたとのこと。

介護用の車をレンタカーし、
秋田の施設にみんなで迎えに行きました。

施設のベッドには祖父を縛り付けるための
ベルトがくくりつけてありました。
僕らが行ってもどうもわけわかってない様子で、
戦争に行っていた頃に戻ってしまっているのか、

「誰々を助けに行かなきゃ～～」
とか言いながら、
静止する祖母の手を叩いて振りほどこうと
してました。

それを見て、
「あ～、じいちゃんボケちゃったんだ」
って思いました。

その後、退院の手続きを済ませ、
みんなでレンタカーに乗り込みました。

祖父は後部座席に座ってます。
僕は助手席。父が運転席で、
全員乗ったね～と確認して
車を出発させようとした瞬間、
祖父がいきなり元どおりに戻りました。

「おう、こうちゃん。
じいちゃん調子悪くなってしまった。

こうちゃんが１年前に彼女連れて
一緒に秋田さ来ただろ、
あん時、一緒に酒飲んで酔っ払って
それから調子悪くなってしまって・・・」

と嬉しそうにベラベラとまともな話を
し始めたのです。

その時、認知症というものが
どんなものなのか
僕はよくわかりませんでしたが、
今振り返ると分かる気がします。

人間ってやっぱり
人と人の間で生きるんだなって思うのです。

自分という存在を定義づけるのは
必ず人間関係の中の自分なんだ。

そして、
感情的に強烈に執着が残っている
未処理のものは特に、
思考を強制的に動かしていく。

思考感情行動に一貫性を持って
生きられたらきっと認知症には
ならないのではないかと思うのです。

言ってること
感じていること
やってること

これがバラバラな状態で
長く生きてしまった結果が
認知症なのではないかと。

もちろん食事の影響もあると思う。
でも最も大きな要因が
心行の不一致なのではないかと。

人間にとって最も不本意な生き方が
心行の不一致。
不本意だからこそストレスがかかる。