「知っただけ」ではなく 「実践」こそが進化のカギ

RCFメソッドで「自分を取り戻した」

子どもの頃から、誰かが敷いたレールの上を走ってきたような感覚で生きてきました。無意識に常識に合わせ、周りの人に合わせ、自分の外側に合わせ続けて、「自分らしさ」を知らずに生きてきました。

RCFメソッドを学ぶことで、私が得たもの。

それは「親や周りの人との関係性の改善」であり、「本当の自分を出せる場や仲間」であり、「自己の変革」。言い換えれば、それは「自分自身を取り戻すこと」でした。

「あなたの人生を左右します」

幼い頃から「安定収入こそが幸せ」と信じ、作業療法士の資格を取得して職に就きました。

そして結婚。子どもにも恵まれ、幸せな生活を送っているはず。なのに、なにか満たされない。どこかで空虚というか「自分とは何者なのか」、「自分の価値とは？」という漠然とした疑問や不安を抱えていました。

ある日、ずっと読んでいた佐々木さんのメールマガジンに、単発セミナーの告知がありました。そこには、こう書いてありました。

「あなたの人生を左右します」

私は直感的に「本当にそうかもしれない」と思い、セミナーに申し込んだのです。

「親のせい」という誤認

RCFメソッドを学び、自分自身を見つめ、振り返りました。そして、私は自分の空虚感を「親のせい」にしてきたことに気付きました。

すごく貧しかったとか、両親から虐待されたとか。そんなことはありません。何不自由なく育ってきた反面、私はずっと両親の期待や願いを汲み取って、自分の希望や望みを抑えて生きてきたのです。そして、心のどこかで空虚さを感じていました。

そして、自分の中で解消できない空虚感の原因を「親が私の希望に応えてくれなかったから」だと勝手に思い込んだのです。その結果、私は両親と断絶してしまいました。

でもRCFメソッドで脳の仕組みや自分自身を客観的に学び、それが間違いだったと気付けた。これは私にとって大きな転機になりました。

今では「誤認」がだいぶ解け、両親の想いや考えを聞くことができるようになりました。私にとって、これは本当に大きな変化です。

「公式」を体感することの意義

RCFメソッドがさらに深く腑に落ちるきっかけになったのは、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種についてでした。色々調べた結果、私は接種を見送ろうと思いましたが、職場は病院なので「必ず接種してください」というスタンス。

さて、どうしようか・・・と思っていた頃。ママエンジェルスが政府に対して「ワクチンの接種は選択制と位置付ける。事実上の強制が起こらないよう関係各所に通達を行う」という要望書を用意していることを知ったのです。

「何かのきっかけになれば」と思った私は、その活動に参加。実際に埼玉県庁にアポを取り、話し合いの機会を持ちました。結果、県内の全病院に「ワクチン接種は強制ではなく、就業者の意志を確認して進めるように」という内容の通達が出たのです。

RCFメソッドを学ぶ前の私なら、我慢して接種を受けるか、または病院を辞めるか。どちらかの選択肢しか選べなかったでしょう。私はこの出来事を通じて「自分の生活や環境は、自分で変えられる」ことに気付かせてもらったのです。

イメージして、行動を起こす

RCFメソッドの基本的なサイクルは自分が望む理想の状態をイメージし、行動計画を立て、実際に行動する。そうすると、成功にしろ失敗にしろ「結果」が出る。その結果を受けて、再度サイクルを回すというものです。

でも、私は仕事にしろ、人生にしろ「どう変えたら良いのか」、「何が理想なのか」のイメージが持てず、苦労していました。

それが、ママエンジェルスの活動を通じて、実現したい社会の具体的なイメージが持てました。そして、実際にトライしてみたら実現できた。ママエンジェルスでの経験を通じてRCFメソッドのサイクルを体感でき、腑に落とすことができたのです。

記者会見に挑戦、報道は90回以上に

ママエンジェルス最初の記者会見を埼玉県でやらないか？　という声がけをいただいたことも大きな出来事でした。当然ながら記者会見のノウハウなんてないし、何をどう準備すれば良いかもわからない。でも、トライしました。

結果は「大成功」とは言えませんでした。しかし、そこから「ここの準備が足りなかった」、「もっとこうしたら良かった」とまさにRCFのサイクルを回して、次回はさらに改善でき、その次は少し応用を加えて、と改善を繰り返してきました。

その結果、これまでに約30回の記者会見を開催。その内容が90回以上テレビや新聞などで取り上げられ、しかもNHKから民放全局の全国ネットで放映されるほどになったのです。

知っただけではダメ

私が感じるのは「法則」や「公式」を知っただけではダメ。実際に自分が取り組んでこそ、その意味があるということ。RCFメソッドを通じて自分を見つめ直し、さらにママエンジェルスでの活動を通じて自己変革を実践してきたからこそ、大きく変化したのだと感じています。

社会変革を目指すには、自分を変革する必要がある。そうすることで、自分の言葉に深みが出るし、影響力も大きくなる。自分だけが良くなる、ではなく、社会や環境、自分の外側だけ変えよう、でもなく。

自他の変革が両輪となって、さらに成長していく。いま私は、そう感じています。