人からの意見を聞くことで 経営の質が変わった

「現在地」を知ることで売上倍増

50代に入って身体を壊し、リウマチやヘルニア、さらに更年期障害など次々と病気が増え、家から出られなくなる時期も経験しました。
身体の不調と同時に優秀な社員がどんどん退社して約1年で売り上げは半減、経営も危機的状況に陥りました。

妻や仲間の助けを借り、体調は少しずつ回復。新しい事業にも挑戦し始めたのですが、心のどこかで「また同じことを繰り返すのでは」と不安を感じていました。

そんな状況で、私はRCFメソッドと出会いました。そして自分の正しい現在地を知り、それを受け入れ、正しい対策を打てるようになっていったのです。

そこから、身体の不調は消えて趣味のバイクも再び楽しめるようになり、社員がメキメキと進化。社員数と収入は約2倍、事業所数は倍以上と飛躍的に成長を遂げました。

20代の頃から学んできた色々なことが、RCFメソッドを通じて改めて「腑に落ちた」ように感じています。

どん底からの完全復活を目指す

26歳の時に美容師として独立し、40歳からは主に会社経営をしてきました。
2日寝ないでガムシャラに仕事をするような生活を送り、それが「カッコイイ」と思い込んでいました。

そんな中、50代に入って身体の不調が出始めました。リウマチで重たいものが持てず、
妻と買い物に行っても重たいものは全て持たせて、私は軽いものしか持てない。
リウマチの薬を飲んでいると免疫力が下がり、風邪を引くと半日で40度以上の熱が出て一週間寝込んだり。
さらには頚椎のヘルニアで左手はずっと痺れていて、年に3回はぎっくり腰になるなど、体調不良は挙げるとキリがないほどでした。

加えて、更年期障害で人と会うのが嫌になり、一歩も外に出られなくなった時期もありました。

悪いことは重なるもので、体調不良と同時期に優秀な社員たちがどんどん退社し、
1年で売り上げが半減、今月はウン百万、来月もウン百万円足りないという日々が続きました。

本当に辛い日々でした。ただ、私の中では「絶対に完全復活する！」という想いがありました。
それは私と同じように悩み、苦しむ人たちのために「こうすれば良くなるよ！」と、私自身が教材になりたいと思ったから。
そうでないと、この辛い思いをした意味がないと感じていたのです。

「知ってる」より「やっている」

その時に出会ったのが、RCFメソッドの「90日間プログラム」でした。

正直な話、プログラムで佐々木さんが話している内容自体は全て「聞いたことがある」と思いました。ただ、RCFメソッドは教わることが重要ではなく、実践して自分で自分に気付くことが主目的。

今まで自分が教わって知識として知っていたことを、身体や意識に落とし込む。そして、自分で気付いていく。それがRCFメソッドの大きな特徴でした。

自分を知る近道は「人からの意見」だった

私は人から指図を受けたり、人の意見を聞くことが嫌い。でも、それでは自分の現在地を正確に見ることができませんでした。だから自分の身体を酷使して体調を崩したり、社員とのコミュニケーションにズレが生じて、関係が悪化していたのです。

私は経営者仲間の中にいて、同じような人たちとしか付き合ってきませんでした。しかし、RCFメソッドを始めて主婦やOLなど、今まで接点がなかった様々な立場の人たちと交流を持つことができ、そういった方から見た自分を知ることができたのです。

物事を一方向だけから見ていても、一側面しか見えません。でも、様々な角度や方向から見ると、見え方や捉え方が変わりますよね。自分の現在地を知り、人からの意見を聞いて素直に実践しようと決めたのです。

自分を認識すると、成長速度が変わる

さらに、自分の感情に意識を向けたことも大きな変化のきっかけになりました。RCFメソッドでは自分はどんな価値観を持っていて、今何を感じているのかを観察し、丁寧に紐解いていきます。

それによって、自分の現在地を認識できます。正確な現在地を知ることができれば、的確な改善策を打つこともできる。だから、成長が速い。

特に、今までさまざまな経験をしてきたり、色々なことを学んできた人なら、過去の経験や知識と紐付けて「そういうことか！」という気付きがたくさん生まれるはずです。

「完璧な社長」じゃなくていい

自分を客観的に見られるようになったことで、良い意味で「弱み」を出せるようになりました。かつては「オレが正しい」と完璧な社長像を演じ、自分の指示で社員を動かし、成果を上げているつもりでした。

でも、最近は「君はどう思う？」と聞くようになりました。なぜなら、苦手なことを自分がやるより、得意な人に任せた方が成果が出るとわかったから。

かつては「オレの言うことを聞いてりゃ良いんだ」という姿勢だったのが「オレが責任を取るから、やってごらん」と言えるようになりました。

これは、自分と、他人とを正しく認識しないとできなかったことだと思います。

リーダーこそ「本当のこと」を聞こう

自分のことを一番知らないのは自分。私はRCFメソッドを通じてそのことを痛感しました。そういう意味で、RCFメソッドは経営者や自営業の方、あるいは、何かリーダーの立場にいる方にぜひ受けてほしいです。

経営者やリーダーに対しては、部下から意見を言いにくい。でも、「本当のこと」を言ってくれるのがRCFの仲間だと感じます。

自分を変えるには、人からの意見を聞き入れるしかありません。人からの意見を聞けないとしたら、自分が失敗して、そこから気付いて変えるしかない。もちろん、それでも構いませんが、とにかく時間がかかります。

同じ失敗を繰り返したり、見当外れな対策を取ってしまう可能性もある。私のように時間がない人や、今までの経験をきちんと活かしたい人には、ぜひおすすめしたいですね。